ぎやまん陶、りんかシリーズで有名な土岐市下石町にある老舗窯元「カネコ小兵製陶所」窯開きイベント窯や小兵10周年「こひょう博’2022」に立ち寄ってきました。
ぎやまん陶、りんかシリーズで人気の製陶所
おそらく器好き、料理好きならきっと見てるであろう、ぎやまん陶(とう)やりんかシリーズでお馴染みの土岐市下石町にある老舗窯元「カネコ小兵製陶所」 さんの窯開きイベント窯や小兵10周年「こひょう博」に立ち寄ってきました。
コロナウィルスの影響で中止続きの蔵開き。
毎月第一土曜日に開催されている窯開きよりも、さらに拡大した「こひょう博」は毎年4月に開催されていたものの、過去3年に渡り中止を余儀なくされてきましたが、状況を鑑み無事開催。
イベントの存在こそ知っていたものの、実は初の来場。
年一回4月開催の「こひょう博」というイベント自体が10年目。そんな節目に偶然にも足を運ぶことが出来て光栄です。
下石町は馬車が走って通るほどの道なので、車だと狭いかな~なんて思ってましたが、思いのほか普通に辿り着けました。
そして、現地ではまず駐車場の多さと敷地の広さ(交通整理スタッフの多さ)にびっくり!
受付で検温と消毒を行い、エリアマップと、お茶と、小兵さんオリジナルマスク、それに今回限りのオリジナル ”味ご飯の素” をいただきました。
なんで ”味ご飯の素” かって?
そりゃ窯焼きのソウルフードだからです。
今でこそガスや電気の窯に変わり、それなりの機械制御ができるようになったものの、昔は薪窯で昼夜問わず、窯の火の番をしなくちゃいけませんでした。
穴窯焼成の様子
以下の穴窯焼成の様子は、数年前に下石町の窯元「玄保庵」さんにて撮影させて頂いたものです。
毎年12月下旬になると、昼夜問わずぶっ続けで3日間ほど通して穴窯焼成を行っていらっしゃいますので、ご興味のある方はお問い合わせしてみてください。
陶芸ギャラリー&茶筅ラテの店「げんぽあん」
http://genpoan.com/
ゆっくりご飯を食べていられる暇もないうえに、窯内、最高温度となれば1200℃超。
サクッと手軽に食べられて肉も野菜も一緒に食べられる栄養価の高い、味ご飯(混ぜご飯)が窯焼き職人の定番でした。
そんな昔懐かしき窯焼きの味を堪能すべく味ご飯の素。
岐阜のお米「ハツシモ」と一緒に炊いて食べるのが楽しみです。
カネコ小兵さんは何と創業100周年。
この味ご飯の素のラベルには、100年の歩みと一緒に味ご飯についても記載されていました。すっごいレアモノ頂いちゃいましたね。
見学スポットは敷地内に3つ。
遠く離れた敷地ではない為、お子様連れでも問題ない距離感です。
①工場見学
②ギャラリーショップ
③新作発表館
まずは最初は、工場を見学。
入ってすぐの場所に梱包、検品ルームがあり、そこから窯に向かって100周年の歩みが掲示されていたり、実際の製陶風景のデモンストレーションや窯から焼きあがったばかりの陶器の見学などなど楽しめます。
素敵なアートギャラリーにも圧倒されました。
美濃焼の里、観光スポットとしてもおススメ。
カネコ小兵さんの場所は、土岐プレミアムアウトレットから車で5分ほどと近く、こうしたイベントと併せた観光スポットとしてもおススメですね。
このイベント、何と言いますか「丸見せ」と言っても過言ではないかと思います。
なかなかこうした現場を広く一般的に開放するのは難しいかと思いますが、こうして多くの方に現場と器、そして人を見て頂くことで、よりその製品一つ一つに魅力が積み重ねられると思いました。
普段行われていらっしゃる製造の様子も間近で見られました。
イベント終了は16時。
残り1時間ちょいといった何ともタイミングの悪いタイミングで行わせていただきましたが、こうした配信が次回のイベントへの参考になればと思います。
現地では、窯元の四代目となる伊藤 祐輝さん にご協力いただき、現場の様子を現地ライブ配信リポート!
スマホをかざしながら、ぎやまんの光沢と、りんかの優しい質感を感じながら敷地内を回らせて頂きました。
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工場を出て別館へ移動します。
さきほどイベント内にて紙芝居劇場を終えたばかりの、現社長 伊藤克紀氏は大忙し。次から次へとツーショット撮影をお願いされていらっしゃいました。
お得な蔵出し市のセール会場もありました。
珍しい陶器の重箱やお花見にぴったりな酒器など、ぎやまん陶やりんかシリーズとは違ったシンプルで可愛い食器が破格のセール。
別館では、新商品で一般販売はしない、ここだけでしか買えない金環黒練りのりんかシリーズの予約販売もありました。受注生産だそうです。
電子レンジにも使える金を使ったシリーズ。やまだもオーダーさせて頂きましたが完成までの1,2か月後が楽しみです。
ギャラリーショップ「窯や小兵」。
毎月第一土曜日に開かれている「窯や小兵」さんは、古き良き古民家を活用したギャラリーショップ。
館内では、ぎやまん陶、りんかシリーズを中心に”ここでしか買えないアイテム”も販売されています。
この近くだと、テラスゲート土岐「もとてらす東美濃」でもカネコ小兵さんの器をお買い求めいただけますが、やはり窯元ではその種類もフルラインナップでお出迎え。
一般的に販売店に並ばないようなシリーズや、ブランドコラボ食器、ここでしか買えない限定アイテムなども。
工房を見て、器に触れて、人と会話して、買わせていただく。
その器一つに対しても、経験と言う魅力が重なりいっそう愛おしく感じられるのではないでしょうか。
オーダー後の受取とお会計は入り口の窓から行います。
決済は、各種カード、PayPayにも対応されていましたので、つい買いすぎちゃっても安心です。
観光スポットとしてもトイレは大切。男女別々のトイレも設置がありました。
気が付けばご覧の数々。
今回幾つか買わせて頂きましたが、実は数年前からチョコチョコと道の駅などで買わせて頂いてて気が付けばけっこうな数。
ぎやまん陶は今、椀皿のみ所有。
以前は、酒器やオーバル皿もありましたが、あげちゃいました。
次回は、ゴールデンウィークに開催!
次回は、ゴールデンウィーク期間中の2022年5月7日(土)にも開催されるとのこと。入場無料。
以降、毎月第一土曜に開催。たぶん10時くらい?から~16時までオープン。
通常価格からもお得にお買い物ができますし、古民家を改築したギャラリースペースも一見の価値あり。
敷地内の駐車場も点在してあり、けっこう広いですよ。ぜひ立ち寄ってみてくださいませ。
(株)カネコ小兵製陶所
〒509-5202 岐阜県土岐市下石町292-1
TEL:0572-57-8168
https://www.ko-hyo.com