自宅から10分の超ショートトリップ♪ 鬼岩温泉 了山(りょうざん)さんへ日帰りプラン(昼食&貸切露天風呂付)を満喫! さすが政府登録国際観光旅館&ミシュランガイド掲載店! 今だからこそ地元の名旅館を体験すべきとき。
旅館=旅行先での宿泊施設だけにあらず
一般的に旅館やホテルに宿泊するというと、遠方への旅行で利用される実例が多いと思いますが、コロナ禍の昨今、県を跨いだ移動の自粛など旅行に(まだまだ)行きたくても行きにくい状況が続いているかと思います。
そんな中、あえて地元の旅館やホテルで宿泊するというのも地元の再発見につながるんじゃないかと思って、以前から地元ショートトリップ考えていました。
結論として、旅館というのは旅行先での宿泊施設だけでなく、こうした非日常を楽しむレジャー施設としても確立できそう。接客も良く、建物も景色も綺麗、料理も温泉も素敵。何より、近所なので交通費もかからない。こんな素晴らしい温泉旅館ならなおのこと。実体験を通してそう思いました。
旅行行きたい、温泉入りたい、美味しい料理食べたい!
前回温泉に行ったのは、1年以上前。下呂温泉に家族で行ってきましたが、さすがにずっと家や見慣れた地元ばかりに居ると、非日常感を味わいにくくなってきている。
温泉に使って身体を休めたいし、美味しい料理も食べたい。でも一番は、旅行という別の世界へ身を投じたい欲求が一番高い。
去年2月に行った下呂温泉も良かった。
自宅から車で10分とかからない場所にある名旅館
っという訳で、ショートトリップ先は鬼岩温泉に決めました。岐阜県瑞浪市~御嵩町を跨る鬼岩温泉と言えば、この東濃エリアでは指折りの温泉地。
なんと自宅から車で10分とかからない場所にあるんですが、人生で一度も旅館を利用したことがありません。
鬼岩温泉は県内でも屈指の温泉地であり、その温泉旅館「了山」さんはミシュランガイド東海2019にも掲載されるなど、とにかく人気の名旅館。
昨年夏にテイクアウト弁当でも利用させて頂きましたが、客室が少な目ということもありますが、もともと予約が取りにくい人気旅館でもあり、Go To トラベル時でも予約いっぱいで全然取れませんでいました。
地元に居ながらも利用することのない、言い換えれば縁のなかった場所とも言えます。
了山さんでのテイクアウト過去記事はこちら
https://tokioxyamada.jp/archives/8860
日帰りプランもあります。
さすがに泊まりまではできないけど、ぱっと行って、サクっと旅行気分を満喫したいなら日帰りプランがおススメです。プランには1食付きと2食付き、貸切露天風呂付などが選べます。
やまだ家は、0泊1食付き+貸切露天風呂のプランにて予約をしました。
日帰りプランは、昼食+貸切風呂付のプラン。
平日一人15000円(税別)とけっして安くはありませんが、県外まで旅行に行こうものなら交通費やらお土産代やら、道中の買い食いやらで散財しちゃう。
何より移動時間と体力も消費しますが、地元ならそのコストが削減されますので結果、旅館での滞在が長くなり、質の良い旅行体験が得られます。
2週間前より電話予約
日帰りプランの予約はインターネットからよりも電話予約が間違いありません。電話受付時間を過ぎた夜10時に電話をしてしまいましたが、快く応対くださいました。
何よりも決定打となったのは、「離れ・露天風呂付客室・特別客室では、12才以下のお子様はご遠慮頂いております」と記載がありましたが、こちらのプランでは2歳半のうちの子でも対応OKだったこと。(実際に、お食い初めや喜寿の祝いなどで小さなお子様と一緒に利用されることも少なくないそうです)
昼12時チェックイン
今回の日帰りプランでは、昼12時チェックインして昼食を客室で頂き、食事が済んだ昼14時から貸切露天風呂を満喫。その後16時まで客室でまったりするといったプランでした。
16時まで客室で寛いで、帰宅したのが16:10。まだまだ休日を有効活用できる!
造花ですが綺麗な桜が咲いてました。
お土産コーナー
市境の橋を渡って客室へ
了山さんの宣材写真にも使われるこのアングル。この川を跨いで、瑞浪市~可児郡御嵩町に変わります。
瑞浪市と御嵩町の境となる河川が通っています。この川を横断して客室に向かいます。
今人気のスポットにもなっている鬼の一刀岩はこの近くにあります。
半露天風呂付き客室「佳水」
利用させていただきました客室はこちらの佳水。こどもが喜んで駆けまわるほど広い客室でした。
到着するとすでに懐石料理のセッティングがされています。
広くて綺麗でゆったり。
奥には檜の浴槽の半露天風呂があります。あとで入ろっと。
アメニティもしっかり揃っています。
トイレも洋式。最新のウォシュレットでしたし、セラミックヒーターでトイレ内も温めてありました。
鍵やスリッパもこのように除菌や包装されていました。
お昼懐石料理をいただきます。
客室について少し休憩をしたら、お昼の懐石料理をいただきます。
リターナブル瓶を利用
最近の地元の飲食店でもソフトドリンクを注文すると出てくる年季の入った瓶。「賞味期限、大丈夫かな?」なんて思ってしまいますが、調べてみるとこれは環境に配慮して繰り返し利用(リユース)ができるリターナブルびんを採用されているとのこと。中身は全然新しいですよ。
各飲料メーカーがこの取り組みに賛同され、空びんの返却回収が可能なホテルや飲食業向けに展開されているようです。全商品のほぼ100%が回収され、再使用されているということなので「日本もここまで来たんだな」と改めて感じます。ドイツのデポジット制度はだいぶ前から導入され浸透している。
http://www.j-sda.or.jp/environment/search/pages.php?cat=2&id=4
さて、部屋風呂をいただこう。
懐石料理を食べ終えたのが13:30前。貸切露天風呂の前に部屋風呂もサクっといただいちゃおう。
新緑が綺麗。だが向こう側が見えてしまうのでシェードを下ろします。
檜でできた浴槽は、自宅の人工大理石とは別格ですな。
風呂の写真が撮れるのも個室だからこそ。あと防水スマホだからこそ。
お見苦しいところすみません。
ととのったー
客室に備え付けの浴衣と羽織に着替えました。たったこれだけでも旅行気分がいっぱいです。
では貸切露天風呂に向かいます。
さきほど通った通路を使って、露天風呂へ向かいます。また、瑞浪市から御嵩町へ移動しちゃった。
他のお客さんともすれ違うこともありませんでした。
自販機のジュースを飲みたがる子ども。
自販機はちょっと高め。ジュースは買わんでー。
オプションで、マッサージなども施術可能な様子です。
通路の脇には、茶道具の展示販売もありました。
おにの湯
今回利用させていただく貸切露天風呂は「おにの湯」です。現在、大浴場は閉鎖中ですので、こうした貸切露天風呂のみが利用可能になっている様子です。
ひろーい脱衣所。
下の階層に降りる形で温泉に向かいます。この扉を開くと・・・
まさに鬼岩!ザ・鬼岩やん!
じゃーん!すげー!
っとテンションが一気にあがる。まさに、おにの湯。
鬼岩温泉の名前の通り、どでかい岩に囲まれた露天風呂でした。
射し込む光が幻想的。
雰囲気だけでもご覧ください。
なんと温泉だけでも貸切可能な様子。2人入っても8人入っても3500円/40分。
2食付きの日帰りプランも良さげ
日帰り2食プランでは、昼食+カフェ+夕食と昼から夜まで楽しめる様子。まるっと日帰りを楽しむならこちらもいいですね。
カフェは旅館の向かい。呂久沢の森を抜けて歩けば 森のカフェryo-an(りょうあん)さんに着きます。写真はカフェ利用で夏に撮影したもの。
素敵なランチコースもあります。
森のカフェ Ryo-an
http://www.ryouzan.jp/ryoan/
さすが政府登録国際観光旅館&ミシュラン掲載旅館
総評、建物、接客、料理、お風呂・・・どれもすごく良かったですし、約半日でしたが「地元でない、どこか遠くに来た」っていう旅行気分も十二分に味わえました。
近所なので交通費かからないし、非日常感も味わえる。何より、すぐ近くだから子どもがグズっても、すぐに帰宅できて安心。
近場・・・っというか車で10分とかからない目と鼻の先にこんな素敵な旅館があることに感謝です。
政府登録国際観光旅館にも登録され、ミシュランガイド愛知・岐阜・三重2019特別版に掲載されていらっしゃる了山さん。(フロントに、政府御要人の写真も掲示されてました)そりゃ、普段予約が取れない理由がわかる。
Gotoトラベルがストップになっている現在、県内からの近距離客も増えているとのこと。今回予約が取れたのもタイミングと状況がマッチングしたからかもしれませんね。
鬼岩温泉 了山
〒505-0111 岐阜県可児郡御嵩町次月3420−7
電話: 0574-67-0288(受付:8時~21時)
HP: http://www.ryouzan.jp/
JR土岐市駅から車で約11km、中央自動車道・土岐ICから車で約9km、川が流れる静穏な敷地内に佇む上品な温泉旅館。土岐プレミアムアウトレットまで車で約11km(15分くらい)の距離にあります。
おそらくこんな社会情勢でなければ、車で10分とかからない旅館に来ることはなかったのかもしれませんが、旅館=旅行先の宿泊施設という固定概念は崩れましたね。
別に旅行でなくても、宿泊でなくても温泉旅館は楽しめます。むしろじっくりと旅館での滞在時間を満喫できて良かったと思います。
Go To トラベルが停止中の現在、近所からの利用客も多いと伺いました。
灯台下暗し。鬼岩温泉は屈指の温泉地です。この機会がチャンスだと思います。