【2024年5月末をもって閉店】土岐市下石町・老舗パン屋 エクレール(タナカパン)さんのパンは、シンプルながら飽きの来ない日常の味。大正11年創業、102年の営業に幕を降ろされます。
2024年5月末をもって閉店
地元の方より情報提供をいただき、ちょうど近くを通る用事があった為、お店へ立ち寄ってみました。
時刻は11時前。
この時間ならパンの種類も豊富なはずなのに、何だか寂し気な雰囲気が漂っている。。。
お店に入ると、道路側のいつものパン棚にはこれだけ。
中央の棚にもこれだけ。
エクレールさんの名物イギリス食パンをはじめ、食パン、黒糖食パンはありました。
一斤、ハーフと選べて、店頭のスライサーでカットもしてくださいます。
前日の売れ残りの見切れ品は1個110円。
フードロスの事もしっかりと考えられています。
お店の外には何の掲示はありませんでしたが、店内には閉店の予告が掲示されています。
創業大正11年から続くエクレールさん。
営業許可の更新に伴い、ここで幕を降ろされるとのこと。
コロナ前までは地元高校の購買部にも卸されていたお店ゆえに、懐かしく、そして閉店を悲しまれる方も少なく無いはず。
5月の日曜、月曜を除いて営業されます。
数に限りがありますので、午前中の来店が間違いないでしょう。
今回はこちらを購入。
なにげに地元パン屋さんでは一番多く通ったお店だった気がする・・・寂しいな。
以下、2021.11.14の過去記事。
イギリス食パンも隠れた人気商品
パン屋「エクレール・タナカパン」さん。どうやらイギリス食パンが、食パンに詳しい方の投稿に ”どのお店よりも美味しい” とのことで、急いで買いに行ってきました。
予約しないと買えない日もあるそうですが、運良く残り2つの時点でゲット!
1/2サイズが420円。1本840円。
この価格が高いのか安いのか分かりませんが、とにかくデカい!
1本の半分を6枚切りにカットしてもらい、残り半分はカットせずそのまま持ち帰りました。
手で割いてみると、モチモチでふんわ~りとした触感。
パンの柔らかさと、自家製パンならではの良い香りが漂ってきます。
っと上記の表現だと、「安いし、シキ●マさんや、ヤマ●キさんでええやん」っと思わるかと思いますが、エクレールさんのイギリスパンの凄いのは日にちが経っても、このふっくらモチモチ感が持続してること。
実際に11/6土曜日昼に買って帰りましたが、5日経ってもこの柔らかさは、恐れ入ります。
その食パンに詳しい方の投稿にも書いてありましたが、このふわふわ&モチモチを生かしてサンドイッチにしたら最高だとのこと。
サンドイッチは試していませんが、普通にトースターで焼いて、お店で売られていたピーナッツクリームを塗って食べてみましたが、これまで美味しい。
イギリス食パンっというものを初めて経験しましたが、ぜひパン好きの皆さんに一度エクレールさんのイギリス食パンを試して頂きたいですね。
以下2020.11.28過去記事
何気なく入ったパン屋さんが美味しかった♪
毎朝パン食な嫁さんに代わって、出先でパンを買うのが僕の役目(笑)
今年1月初めて訪れた、土岐市下石町にあるエクレールさんで諸々のパンを買わせて頂きましたが、どれも良い感じ♪
外観内観はちょっと昭和レトロな感じではありますが、メロンにコロネ、つぶあんパン・・・簡素に並べられたパンはどれも美味しそう♪
タイミングが良ければ総菜パンも沢山あります。
あんメロンは、メロン生地に餡子が入ったハイブリッド★パン!
ベーシックなつぶあんぱんは、朝の目覚め、深夜の徹夜作業に効く。
2個入りで120円。
コルネも美味しかったです。
アレコレ買っても千円以下、安い!
アレもコレもと買ってしまったのですが、これだけ買っても千円以下、税込¥853円とリーズナブルな価格設定に驚きました。(コンビニよりも安いのでは…)
再来店。今回もアレコレ買わせて頂き7点で…¥923円!! これだけ買っても千円以下とリーズナブルな価格設定にも購買欲を誘います。
冷めても普通に美味しい!
んで、さっそく翌日の朝食に頂きましたところ冷めても美味しい♪ ←これ大事
トースターで軽く温めてあげると尚更に美味しいんですが、価格と味のバランスが良いので普通にまた買いに行こうと思います。
このエクレールタナカパンさんの近くには、同様にレトロな精肉店があって注文を貰ってから揚げるメンチカツがめっちゃ肉肉しくて美味しいと噂に聞いています。ここで食パンを買って、メンチカツを挟んで食べたら・・・なんて想像しただけでヨダレが滴り落ちて参ります。これはまた改めてやってみよう。
創業大正11年。
エクレールタナカパンさんの創業は大正11年。タナカパンに始まり、途中「エクレール」と店名を変更。今も昔のなごりであるタナカパンの名前は店頭に残されています。こうした昔ながらのパン屋さんが徒歩圏内にあるご家庭が羨ましい限り。
ぼく好みのパン
ここで言う ”ボク好み” というのは、オシャレなビジュアルで、風変りなテイストを盛り込んだブランジェ(パン職人)が作ったものっという事ではなく、冷めても美味しく、日々の朝食やおやつ代わりに何度食べても飽きが来ない味を意味しています。
やまだ家では、嫁さんの朝がパン食であり、ボクも食後のおやつや、PC作業時の糖分補給にぴったりなんです。
「あの店のパンの味懐かしいよね」
以前Instagram等にも投稿させて頂いたのですが、フォロワーさんより「懐かしい」「学校の購買部で買ってました」などなど多くの反響をいただきました。実際にお店の方にも伺った所、現在は土岐商業高校の購買部に出されていらっしゃるとのこと。美味しいパンを食べて、楽しい高校生活を送って貰いたいです!!
シュトレン?シュトーレン?もありました
11月26日。ちょうど近くへ向かう用事があった為、エクレールさんにも立ち寄らせて頂きましたところ、クリスマス・シュトレンを発見!
作って2週間ほど寝かせたものを「持って帰れますよ」との事でしたので、一つ買わせて頂きました。
シュトレンは、ドイツの伝統的なお菓子。
ドイツでは、クリスマスの4週間前から、1日に少しずつスライスしたシュトレンを食べる習慣があるそうです。
2週間寝かしたシュトレンは、まだまだこれから美味しくなる頃合い。生地に含まれたフルーツの風味が時間の経過とともにパンへ移り渡るので時間が経てばたつほど美味しくなると言われています。(エクレールさんのシュトレンは、水分を無くしたバターを使い特に日持ちがいいそうです。3か月ほど経っても食べられる方もいらっしゃるとか。)
基本はそのままに、パン生地にレーズンとレモンピール、オレンジピールやナッツが練りこまれ、焼き上げたケーキの上には真っ白くなるまで粉砂糖がまぶされている。
しかも、実際に本場ドイツにも行き、現地でシュトーレンを食べてきたとお話されました。ドイツ本場の味をアレンジして、約30年以上前からお店独自の作り方でシュトレンを作られているそうです。
時間と共に移り変わる味の変化を楽しんでもらいたい
先にもお伝えしました通り、シュトレンは時間が経つほどに美味しくなる。クリスマスをまだかまだかと待ちながら、シュトレンがどんどんと美味しくなるのも楽しみたいですね。
【小麦粉に対してバターは30%以上、ドライフルーツは60%以上を使用し、マーガリンは使用しない】と言った、シュトーレンの基準はあるものの、ご家庭やお店によって、シュトーレンの味に違いがあるので、自分好みの味を探すのも面白いと思います。
2週間寝かした現時点でも、芳醇な香りとバターが染み渡ったパン生地が美味しくって、来週には食べきってしまいそう。シュトレンについては、ケーキ工房ヒューゲルさん(土岐ヶ丘)のも気になっているので、今年は狙ってみたいですね。
エクレール(タナカパン)
所在:〒509-5202 岐阜県土岐市下石町870
加登屋さんから一本路地に入った付近
電話:0120-396-613
営業:10時~19時(日・月定休)
駐車場は店舗向かいに多数有り
現金のみ