【また来たい】およそ120分のランチ★ショウ！多治見市明和町にある隠れ家料理店「やさい暦 暁」さんで野菜＋魚+肉のランチコース料理を堪能。７席のカウンター、手間暇かけた料理の数々、そして店主の立ち振る舞いに感服です。
多治見市明和町の住宅地高台にある隠れ料理店
地元グルメに詳しい女性に教えて頂いたのが、こちら「やさい暦 暁」さん。場所は、少し分かりにくいですが位置的には多治見西高校よりすぐ北側にあります。
暁さんでは、旬の季節野菜を使ったコース料理が堪能できるということで、とにかく予約を取るのが難しいと話題のお店。
毎月１日の9:00〜10:00、15:00〜17:00の間に翌月の予約を電話受付するシステムとなっていますが、まず電話が繋がればラッキーといった所。
朝起きて、9：50にコールしたら奇跡的に繋がったのですが、さすがに嫁さんと２人での席の確保ができず一旦電話を切ったのですが、一人でもやっぱり食べてみたい！と思い9：59に再度コール。
おそらく店主の優しさでしょう。同じ電話番号からの着信にすぐに出ていただき、なんとか平日１人で席の予約ができました。
っという訳で、予約した日から約１ヵ月。
待ちに待ったランチに気分はウキウキ、ワクワク。
お店へと繋がる道には畑もありました。
敷地内には、建物が３つ？ほどありました。
一つは客席となるメインキッチン。それにコテージのようなウッドデッキハウス。あとは物置と店主のお住まい。
小さなお子様でも料理が楽しめるように、建物が分かれているのかもしれませんね。
ちなみに、お店の入り口はこちら。
店舗前に３台、少し離れた場所に２台あります。
予約時刻は12：00。
お店は女性店主が料理から配膳などすべてお一人で行われていますが、店前の駐車場は満車の様子を見て、暑い日差しの中、ここでぼくの来店を待って居てくださいました。
第二駐車場は徒歩１分ほど。
店主に場所を案内していただき、お店へと向かいます。
入り口を進むと、一軒家があり、ここが入り口かな～と思ってドアを開けるとカギがかかっている。。。
すぐ様に、横の脇道を進むとお店があるんだと勘づいたのですが、すぐ様に店主が駆けつけてくださり一緒に入店。
道を進むと素敵な木々に囲まれた敷地が広がっていました。
暑い中、玄関で待っていてくださったり、入り口に少し迷っていたら、すかさず駆けつけてくださったり、すごく親切で行動力のある店主だとこの時点で感服です。（余計な手間をかけさせてしまし申し訳ありませんでした。。。）
店内は心地よい風が吹き抜ける木造住宅。
ここで靴を脱ぎ、スリッパに履き替えて入店します。トイレは入り口すぐにある様子でした。
時刻は、12：10。お店はカウンター７席のみ。
皆さん今日このランチを楽しみに予約されたお客様は、すでに全員着席されて見えました。
失礼ながらもお店のシステムを確認せずに来てしまった為、他のお客様をお待たせしてしまった形になりますが、
こちらの暁さんでは、料理の提供は一斉に揃って行われます。
一般的な料理店とは違い、先に来たからと言って着席と同時に料理が提供されるわけではありません。
店主一人で、すべて行われていらっしゃることによる効率化だけでなく、料理の味わいを皆さん同じように楽しんで頂きたくこうしたシステムが採用されています。
店内は天井が高く、ピカピカの厨房。そして大きなガラスの向こうには新緑がまるで絵画のように切り抜かれていました。
まずは、冷たいポタージュスープ。
新玉ねぎを使った、ほのかに甘く優しい味わい。軽くて質感の良い、器に木製スプーン。こうしたお店へ訪れる楽しみの一つは食器にもあります。（都度、食器も変わるそうです）
スープを味わっている内に、キッチンでは一品一品、店主が次の料理を準備してくださっています。
すみません、料理の名前など覚えていませんが、実際に提供される際は店主が詳細にご説明してくださいます。
料理は作り置きの部分もあるものの、焼き立て、蒸したて、炊き立ての物がほとんど。
皆さん、あまりにも美味しい料理にすぐに食べきってしまうのですが、次から次へと料理を作り
全員が食べ終わると、食器を下げて、次の料理を提供する。（途中でお茶の御代わりなども）
調理、配膳、説明、片付け、一人で来店したこともあり、その姿を拝見しておりましたが、一瞬たりとも無駄な動きがなく、止まることもない。
中華料理の様に大きな火が上がることもありませんし派手な演出もありませんが、その手際の良さ、調理器具の扱い、まるでショーを見ているかのように極められた料理や振る舞いのなんたるかを感じました。（写真撮影以外、スマホぜんぜん触ってません。むしろスマホいじる時間がもったいないくらい、店主の動きが素晴らしい）
コースは数種類あります。
野菜中心のコース、メインがお肉orお魚のコース、メインがお肉お魚両方のコースと３種類あるようでした。
今回は、フルコースとなる「メインがお肉お魚両方のコース￥5500-/税込」をオーダー。
春野菜と麹に付け込まれた牛肉。
たまごプリンのスープに、寒天、そしてわらび。
「和風カルボナーラみたいな味わいです」と店主が言われておりましたが、まさにその通り。
土鍋の炊き立てご飯に、味噌汁、漬物。
「このくらいで良いですか」と一人一人にご飯の量を確認され提供されます。お客さんの中で一番若い年代だったせいか、ちょっと大盛で出してくださいました。
ホントに美味しい、ふっくらもっちもちの炊き込みご飯。
食べ終わった後、「お代わりいかがですか」とお声がけ頂きましたが、食べたい！がしかし、お腹いっぱいで、、、悔しいです！
食後は、豆腐プリンにヨモギのアイス。
プリンはまろやかで爽やかな味、そしてこのアイスなんですが、ものすごくもっちりしてるんですよ。
作り置きのプリンをそのままスプーンですくって出すのではなく、何度も何度も空気を含ませるかのように、練って練って丸めて出してくださってます。
なんかもう、どの料理も手間暇がかかっているし、工夫もすごい。
食後に、テーブルチェックで現金をお支払いし、各々にお店を退店していきます。
新緑が綺麗だな～と写真を２枚撮って、駐車場を目指したのですが、
さっきまで、キッチンにいた店主がいつの間にか玄関で待っている！？
最初はもう一人スタッフさんが居るのかなとおもったのですが、いや、建物を出るまでキッチンに店主はいらっしゃったのに？？いつの間にここに？？っと思いましたが、裏口から駆け足でお客様のお見送りに来られた様です。ほんと瞬間移動したかのような動きの速さです。
どの料理も手間暇がかかり、こだわりの食材、調理。
お客様一人ひとりへの親切で迅速丁寧なおもてなし。
言葉にすればよくある言い回しですが、ここまで徹底して行えていることに感服以外なんと表現しよう。
毎月１日の予約受付開始で、電話が繋がりにくい理由、席が埋まってしまうほど人気の理由、常連さんやファンが多い理由、１度行けばしっかり分かる。。。あぁ、また行きたい。
やさい暦 暁（あかつき）
営業：11時30分～15時00分、17時30分～19時30分（状況に準ずる）
住所：岐阜県多治見市明和町2-22-110
電話：090-7612-3501
毎月１日に9:00〜10:00、15:00〜17:00の間に電話予約受付となります。
ファンが多く、予約電話に繋がりにくいです。根気よくコールされると良さそうです。
現金のみ、駐車場有。
