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瑞浪市大湫町に文化財をリノベーションした古民家カフェ橘さんがオープン!風が吹き抜ける心地よい館内、どの客席からも窓の向こうの田園風景が眺められ四季折々に楽しめます!

瑞浪市大湫町に古民家カフェがオープン!

瑞浪市の市街地より車で15分ほどの山奥にある大湫町(おおくてちょう)。

自然豊かな里山の景観と江戸から47番目の宿・中山道大湫宿の史跡が今も色濃く残るこの町の国登録有形文化財・森川善章家住宅主屋(もりかわよしあきけじゅうたくしゅおく)通称=新森の場所に、2021年7月18日 古民家カフェ橘さんがオープンしました。

この日の天気は一日中、雨。

 

場所は、一年前に倒壊したご神木の斜め向かい

皆さん覚えていますでしょうか?古民家カフェ橘さんの斜め道向には昨年2020年7月の豪雨で倒壊した、大湫神明神社の大杉があります。

樹齢670年のこのご神木が倒木した際、古民家カフェ橘さんの建物を避けて倒れたとこともあり、どこか ”護られている” ような落ち着きやオーラをこのエリアに感じられました。

 

倒木した神明神社の大杉の様子(2021.8.13撮影)

当初樹齢1300年と言われていましたが、調査の結果670年と判明。いずれにしても長い長い年月、大湫宿に行き交う旅人や、ここに住まう住民の皆さんを見守ってきてくださったんですね。

今もまだ倒木の際の様子は伺えます。

ちなみに、古民家カフェ橘さんの入り口にあるこの看板は、倒木した大杉で作られているとのこと。現在も地域の方を中心にその復旧、活用について行動されていらっしゃいます。詳しくは、以下転載内容をご覧ください。

「御神木・大杉」特設サイト
https://peraichi.com/landing_pages/view/shinmeiosugi

 

さて、建物内へ入りましょう!

カフェの事が知りたいはずなのに少し前置きが長くなってしまいましたね。では、カフェ店内に入ってみましょう。動画と写真でご覧ください。

 

暖簾をくぐると赤い野点傘(のだてかさ)が目に飛び込んできます。

広い土間から小上がりに進み、客間へとつながります。ここで店員さんが案内してくださいますが、もし来客に気が付かれていないようでしたら奥の台所へ進んで頂くと店員さんが見えるかと思います。

建物は古き良き古民家を活かしたリノベーションがされているが、店主の趣味で集めた古道具や古陶器などの展示もある。

 

どの席からも外の田園風景が眺められる

カフェ客間は全部で4室。客席は約20席。

客間の席はほとんどがソファテーブル席となっており、どの部屋からも田園風景が眺められます。雨降りの日もまた、雨音が心地よく感じられ、四季折々、いつ来ても楽しめるカフェだと思います。

ちょうど8月の今、窓の向こうに広がる緑々と色づいた稲穂の田園が眺められます。9月後半からはこの稲穂が黄金色に移り変わり、また違った景観が楽しめることでしょう。

他のお客さんが座られていましたので、お声がけして撮影してます

座り心地の良いソファは、だいぶ高価な家具のように感じました。

客間ごとに趣があり見ているだけでも楽しめます。

こちらの客間には古いオーディオがありました。

しかも実際に音が鳴っていました。

 

見所は景色だけにあらず

各部屋の照明もレトロモダンで素敵です。

 

ふすまが開けられており開放的なカフェ

先にもお伝えしておりますが、どの客間からもこの田園風景が眺められるのは、それぞれのふすまが開けられているからです。この外から吹き抜ける風が心地よく、ずっと居座りたい気持ちになります。

縁側から室内をむいた角度。

 

縁側から田園風景のパノラマも楽しめます。

縁側の客間から横切るか、台所を抜けさせてもらう形になりますが、縁側からの田園風景を眺めることも可能です。ベンチもありましたので、晴れた日にはここからぼんやり眺めるのもリフレッシュになりますね。

庭園側にも野点傘が設置されていて、写真映えしますね。

ちなみに、野点傘の内側には魔除けを意味する五色の糸が掛けられているそうです。

 

店員さんの和服姿にも注目。

そうそう、お店に入って感激したのは店員さんのお召し物。店舗の雰囲気にぴったりな和服姿でお出迎えしてくださり素敵でした。

お店の店長さんである橘 満寿美さん(写真右側)は、地元瑞浪市の方。「この大湫の景色を初めて見たとき、ここで古民家カフェをやりたいって思っていたから、それが実現して嬉しかった」とお話してくださいました。

この建物は、木造2階建てですがカフェや、ギャラリーとして活用するのは1階のみ。お披露目会の際は、クラシックコンサートも開催されたとのことですので、今後も展開が楽しみですね。

開店祝いの素敵なボールペンを頂きました。ありがとうございます。

 

 

8月よりランチが始まってます!

月替わりと思われるランチや要予約の御膳が8月からはじまっています。今回残念ながら時間が遅かったので食べられませんでしたが、次は絶対ランチ狙うぞー!

この日は雨降りもあって、涼しかったのでホットコーヒー頂きました。

雨の音と新緑を愛でながら、美味しい一杯。ライトな味わいでした。

砂糖とチョコレート。こうした細かな部分にもこだわりが感じられて良かったです。

写真を撮りまくってたら暑くなってきましたので、追加でミックスベリーヨーグルト、杏仁オーレをオーダー。

ベリーは酸味が効いてて爽やかな味わい。杏仁オーレは、くずした杏仁が入っていてさっぱりとした甘さ。「だいぶ甘さ控えめだから」とガムシロップを付けてくださいましたが、そのまま美味しく頂きました。

時刻は15:30。そうこうしてたら僕だけしかいなくなりましたので、いっそうのんびりした時間がここに流れました。

縁側より奥の席に座りましたが、外の景色からの距離感はこんな感じです。遠すぎず、でも席同士が近すぎず、良い距離です。何度もいいますが、外から吹き抜ける風が心地よ過ぎますし、きっとご神木のご加護でしょうか、とても落ち着きます。

 

ちなみに、トレイは通路付きあたり。

木の香りが漂う新しいトイレには、洋式ウォシュレットが備え付けられていて安心です。「ボットン」じゃないんです!

 

駐車場は、店舗出て右斜め向かいにあります。

ほか、山車(だし)の格納庫周辺にも第二駐車場があります。

そのほか店舗横に2台、大湫コミュニティセンター隣にも多数駐車場があります。少し歩きますが、コミュニセンターから歩くと大湫宿の風景も楽しめますよ。

 

8月から営業時間が変わってます。

営業時間は11時半~16時まで。金曜、土曜、日曜、月曜が営業日です。市街地から少し遠いので、事前電話確認が間違いなさそうです。

 

素敵なカフェがまた一つ大湫に

天空カフェで知られる「清涯荘(せいがいそう)」さんも県外から多く足を運ばれるカフェとして人気ですが、こちらの古民家カフェ橘さんもまた違った魅力があり素敵なカフェです。

何よりも、ご神木のご加護の元、古き良き古民家で過ごすこの時間は唯一無二。近いとは言えない距離ですが、ぜひおススメしたいカフェですね。

 

古民家カフェ橘

所在:〒509-6471 岐阜県瑞浪市大湫町463-1
HP:https://www.cafe-tachibana-okute.com/
電話:090-4867-1726
営業:11時半~16時(金曜、土曜、日曜、月曜が営業日)

備考:現金&ドコモd払いに対応、駐車場有

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