遡ること3年前の5月。

寿老の滝のすぐ向かいに、ひっそりと佇む庵を見つけたのが出会いのきっかけ。

「ここは何だろう?」っと不思議に思いながら覗いたのが、恵那市山岡町の豆腐懐石「了息庵」さん。

初来店の感動は、今でも覚えています。

初回来店時の過去記事はこちら
https://tokioxyamada.jp/archives/32948

森に囲まれた山間に建つ黒と木色の小さな庵の外観

今回いただいたのは、豆腐懐石ランチ¥5,500-(税込)。

黒板には「安い期間にどうぞ御利用下さいませ」と書かれていて、2026年12月1日からは税別6600円に変更となるとのこと。

決済は現金のみですので、ご注意ください。

黒板に白チョークで書かれた営業情報と豆腐懐石の案内

滝の音だけが聞こえる、侘の空間。

建物に入り、白い暖簾の手前が厨房で、その先に食事のスペース(2卓)となっています。

庵の厨房エリア、冷蔵庫と白い暖簾が見える奥に食事スペースがある

窓の外は、ぐるりと森。

入って突き当りの4名掛けの席が特等席!

寿老の滝を近くに感じられます。

木張りの天井と窓から森が見える食事スペース、黒い火鉢と木製テーブル

こちらが右手側にある2名掛けの席。

谷川を望む小個室となっており、どちらの席も滝を眺められます。

ここに余計なBGMなどはいらない、その流れる滝の音がただただ聞こえてきます

谷川を望む窓のある小個室、木製テーブルに複数の料理が置かれている

エアコンの室外機に至るまで、雰囲気を壊さぬよう簾が掛けられていました。

木製テーブルと黒いランチョンマット、大きな窓から森が見える小個室

余計なものをそぎ落とされた、侘の空間だと思います。

木張りの天井と壁、木製のシンプルなテーブル、壁に木製の看板がある食事スペース

給仕してくださる店主 熊谷氏の所作。

店主の熊谷氏は、かつて京都・祇園にてお店を構えられていた経験のある方。

その一つ一つの所作が美しく、丁寧で穏やか。

料理が運ばれてくるたびに、背筋がすっと伸びる感じがします。

窓際の席からは、滝の景色を眺めながらの食事。

森に囲まれた店内。滝の景色を望む窓際のテーブルに木製の器や竹製マットが配置されている。

寄せ豆腐と豆乳から、はじまります。

っという訳で、いただきます。

椀に盛り付けられた寄せ豆腐と薬味。

豆腐懐石のコース。塗り椀の白い豆腐、黒い椀の豆腐料理、小鉢の濃い色の液体、茶色い小皿の緑色野菜など複数の器が木製トレーに並ぶ。

こちらは、豆乳。

複数の椀。左奥の黒い椀は空、中央奥の薄色の椀に白い液体、右手前の白い椀に薄い黄色の液体が入っている。

プルンとしたアツアツの茶碗蒸し。

茶色い鉢に入った白と黄色の豆腐らしき食材。菜箸で一つを取っている。木製トレーの上に鎮座している。

木の椀の湯豆腐に、青い野菜と緑色の柑橘を添えて。

木の椀に白い豆腐と緑色の野菜が入った料理。小鉢に丸い緑色の柑橘類、茶色い小鉢に濃い色の液体。
木の椀に白い豆腐と緑色の野菜が入った料理。小鉢に丸い緑色の柑橘類、茶色い小鉢に濃い色の液体。

竹串に刺さった、田楽の登場!

ふと後方の香ばしい匂いにつられて振り返ると、竹の串に刺された田楽が、こんがりと焼かれて出てきました。

竹の串に刺された複数の豆腐。白い部分と焦げ茶色に焼けた部分が交互に見える。

 

 

これは、素晴らしいの一言!!

豆腐の田楽。4本の串に刺した豆腐に濃い色の味噌と白葛粉、青い葉がのっている。

おから団子、そしてうどんへ。

黒い碗に、おから団子。

黒い碗に入った湯豆腐。青い野菜が添えられている。奥に別の黒い碗とトレーが見える。

こちらは、おからを使った団子。

白菜を添えて碗に鎮座していました。

黒い碗に入った白い球状の豆腐。青い野菜が添えられている。背景に窓と花瓶が見える。

続いて、うどん。

この量がちょうどよい感じ。

茶色の平らな碗に入った豆腐のうどん。薄茶色のスープに浸かり、青ねぎが散らされている。
茶色の浅い碗に入った豆腐のうどん。薄茶色のスープに浸かり、青ねぎと木の箸が添えられている。

揚げ豆腐と白飯で、〆。

揚げ豆腐は、耳のような形で。

茶色い耳型の器に入った揚げた豆腐。小皿に白い豆腐と木製スプーンが見える。背景に黒いトレーがある。

そこへ、白いご飯が運ばれてきます。

茶色い器に入った揚げた豆腐と薄茶色のスープ。奥の器に白い米が盛られている。青ねぎが添えられている。

ここまで、すべてが豆腐料理。

どれもこれも、とてつもなく素晴らしいの一言です。

茶碗に盛られた豆腐と揚げ豆腐、白い器のおからと豆乳料理

食後は、木のお盆に盛られたキウイ、みかん、柿、スイカなどのフルーツ盛り。

石板の上に盛られたキウイ、みかん、柿、スイカなどのフルーツ盛り合わせ

そして、紅茶と焼き菓子。

ポットからゆっくり注いでいただく、この時間も含めて豆腐懐石なのだと思います。

紅茶のカップとティーポット、木製の器に入った焼き菓子

携帯電話の電波すら届かない、山間の庵。

場所は、恵那市山岡町。

寿老の滝のすぐ向かいにある庵が、豆腐懐石「了息庵」さん。

気がつけば、この庵で過ごした時間は約3時間半。

携帯電話の電波すら届かず、滝の音だけが聞こえてくる。

時間がゆっくりと流れ、日常の慌ただしさを忘れさせてくれる場所です。

 

お店の予約は電話のみ。

夕方5時ごろまでは圏外となる庵にいらっしゃるため、それ以降にお電話されると良いでしょう。

「本当は教えたくない」っと言うよりも、こんな素敵なお店が恵那にある!っということを、全世界の方々に発信したいくらい素晴らしいお店でした。

また季節を変えて、あの滝の音を聞きに立ち寄りたいと思っています。

 
 
 
 
 
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概要:了息庵

住所:〒509-7125 岐阜県恵那市山岡町下手向 字野田883-205
営業:12時~開始 豆腐料理のコースで所要3時間半~4時間ほど(けっして提供が遅い訳ではない)
電話: 080-6900-6645

電話予約必須:夕方5時頃まで圏外に居て繋がりませんので、夕方6時頃~23時頃に電話

備考:現金のみ、駐車場は寿老の滝周辺に多数有り